Author: Vets Brain

「異分野融合セミナー」ローンチのお知らせ

エキスパートの皆様へ こんにちは!この度、Virtual Vets Labホームページの大幅な更新に伴い、エキスパートの皆様向けの新たなサービスとして「異分野融合セミナー」をローンチしましたのでお知らせいたします。 異分野融合セミナーとは? 動物業界、獣医療業界に関連のある異分野トピック(材料化学、AI、ビジネスなど)を題材にしたオンラインセミナーです。 各トピックに精通した講師を招待して、1時間程度の講演をしていただきます。エキスパートの皆様が斜め上のナレッジを習得でき、通常得られないインサイトやインスピレーションが生まれる場を目指しています。セミナーを通じて、多方面のエキスパートが分野横断的に交流し、有用なコネクションを構築できる機会をご提供します。 Virtual Vets Labにご登録いただいているエキスパートの皆様は無料で参加可能となっておりますので、ぜひ上記ページよりご興味のあるセミナーへ参加登録ください!参加希望者が集まり次第、各セミナーの日程調整をいたします。セミナー日程が確定しましたら、参加者の皆様に再度ご連絡いたします。 参加形態について セミナー内での講師とのインタラクション(質問・議論)が可能な「議論レベル参加」と、チャットでの質問のみ可能な「視聴レベル参加」を選択することができます。議論レベル参加の場合、講師とのコネクションを構築できるのが魅力です。 エキスパートとしての新規登録について セミナーに参加を希望の未登録エキスパートの皆様は、一度こちらから運営チームにご連絡ください。簡単な審査の後、Virtual Vets Labへのエキスパート登録を経て参加可能となります。専門分野は問いませんので(どの分野でも大歓迎です!)、興味のある方はぜひ一度ご連絡ください。 皆様の異分野融合セミナーへの参加登録を、メンバー一同心よりお待ちしております。ご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせよりご連絡ください。 株式会社VetsBrain Virtual Vets Lab運営チーム

中村暢宏さん(獣医学研究者)

簡単にこれまでの経歴や活動について教えて下さい。 2017年に酪農学園大学獣医学類を卒業後、都内動物病院にて臨床獣医師として2年間勤務しました。その後は酪農学園大学大学院へ進学し2022年に博士号(獣医学)を取得しました。博士号取得後は国立感染症研究所、麻布大学などでポスドク研究員としてバクテリオファージ、薬剤耐性菌感染症、腸内細菌の研究を行っており、2024年3月からは日本学術振興会特別研究員CPDとしてアメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校に客員研究員として留学中。 Virtual Vets Labに参画した理由やモチベーションについて教えて下さい。 研究の仕事は論文という形でその成果を見ることができますが、自分の研究やその経験が私たちの実生活に直結するといったことは滅多にありません。しかしながらVVLを通して様々な専門家の方とコラボレーションすることで、自分の知識や経験を私たちに身近な動物業界・獣医療業界の発展に貢献できればと思っております。 スキルや自身のスキルをどのように活かせましたか? 現在私は研究者でほとんど動物に触れることはありませんが、大学卒業後は犬猫を診療する臨床獣医師として動物病院に勤務していました。ですので、主に研究者という立場で意見を求められることが多いですが、臨床現場の状況もスムーズに理解することができ、全体像を俯瞰しながら物事を考えることができました。 Virtual Vets Labのプロジェクトに関わってみてどのように感じられましたか? 研究者が普段自分の研究領域以外の人や機関と関わることはほとんどなく、いわばとても閉鎖的な空間に身を置いています。しかし、VVLで臨床獣医師や他業種の方とコラボレーションすることで、自分にはない視点・考え方に触れることができ、時にはそこから研究アイディアが思い浮かぶことも。自分の知識や経験を役立たせ、さらに自分が成長できる場だと感じています。 これからVirtual Vets Labのプロジェクトとしてやってみたいことはなんでしょうか? 自分が主に携わっている基礎研究分野と、臨床現場や企業等私たちの身近な存在とを橋渡しするようなプロジェクトを通してより良い動物業界・獣医療業界を築く一助になれればと思っております。

中西隼一さん(臨床獣医師)

簡単にこれまでの経歴や活動について教えて下さい。 日本獣医生命科学大学を卒業後、愛媛の1.5次診療の動物病院で5年間総合診療を経験。現在は都内の動物病院に勤務しております。 Virtual Vets Labに参画した理由やモチベーションについて教えて下さい。 日本の獣医療は世界に誇れる技術や患者さんの情報があると思っているのですが、様々な理由からそれを世界に客観的な方法で発信する事が十分にできていないと現場で感じておりました。Virtual Vets Labで目指していく活動はその課題を解決して、業界の発展に繋がりうると考えており、一臨床家として貢献していきたいと感じました。 スキルや自身のスキルをどのように活かせましたか? 自分は臨床一本でここまで経験を積んで参りました。臨床現場の視点から今の情報や知識、経験をVirtual Vets Labに還元していけるのではと考えます。 Virtual Vets Labのプロジェクトに関わってみてどのように感じられましたか? 自分の経験、調べた知識が様々な形で獣医療業界に貢献できるのだという体感と、これからの期待を感じました。 これからVirtual Vets Labのプロジェクトとしてやってみたいことはなんでしょうか? みんなでデータを集めた学術論文の発信。世の総合診療科獣医師の診断、研鑽に有用なツールを作り出し、その先の動物が助かる状況づくり。

渡部航大さん(化学博士)

簡単にこれまでの経歴や活動について教えて下さい。 2020年に北海道大学にて高分子化学でPhDを取得後、東レ株式会社の研究所に就職。2年間半の企業研究を経験後、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のポスドクとして採用され、かねてより思い描いていたアメリカでの挑戦・キャリアアップを実現中です(2023年1月〜現在)。上記キャリアを通じて、専門である高分子化学・材料化学のフィールドにフォーカスしてきました。 Virtual Vets Labに参画した理由やモチベーションについて教えて下さい。 過去に獣医師を目指した経歴もあり、自分の専門性を活かして動物に対して何か価値を生み出したいと言う気持ちを漠然と持っていました。そんな折にVirtual Vets Labへ誘ってもらい、「まさに自分が探していた場だ!」という直感に従って即決で参画しました。獣医師の方々とは違う角度から、動物業界の発展に貢献できればと思っています。 渡部さんのスキルや自身のスキルをどのように活かせましたか? 自分が学んできた高分子材料や周辺分野の知識を活かして、例えば現在獣医療で使われている先端材料の素性や特性を調査したり、実際に特定のプロダクトを作っていく際にどの様な材料・技術が適正か、などの議論をしました。また、企業で培った特許調査に関する知識やスキルも活かすことができていると感じています。 Virtual Vets Labのプロジェクトに関わってみてどのように感じられましたか? 通常のキャリアで従事する様なフィールドとは異なる場(特に自分の場合は自分の興味がある場)で、自分のスキルを活かすことができることに喜びを感じます。また、プロジェクトに携わって最も印象強く感じたのは、分野によって「ペイン」と「ソリューション」のボリューム感が異なるということ。自分の材料関連分野はどちらかといえば「ソリューション」を多く有している分野なので、実際の現場での「ペイン」を知っている獣医師の方々と協業するのは、とても新鮮かつ刺激的でした。 これからVVLのプロジェクトとしてやってみたいことはなんでしょうか? 材料関連企業の動物業界への参入をサポートするプロジェクトや、新規プロダクトを生み出すプロジェクトなどに関われたらいいなと思っています。また、Virtual Vets Lab内部での異分野融合を通じて、実際に何か新規価値を生み出せるととても面白いなと思います(Vet x Material Labに参画中)。

齋藤安見子さん(グラフィックデザイナー)

簡単にこれまでの経歴や活動について教えて下さい。 私は愛知県立芸術大学の美術学部デザイン科を卒業後、広告代理店に新卒で入社し、グラフィックデザイナーとして働き始めました。その後フリーランスとして、グラフィックデザイン・解剖学・研究分野でのイラストレーションなど、幅広い分野で活動しています。 Virtual Vets Labに参画した理由やモチベーションについて教えて下さい。 私自身ネコを飼っており、Virtual Vets Labのビジョンや活動内容に強く共感を覚えました。私が参加することでイヌやネコたちがより良い生活を送ることができるなら、それに貢献したいと考えています。 斎藤さんのスキルや自身のスキルをどのように活かせましたか? 私の専門分野である解剖学や研究分野でのイラストレーションスキルはVirtual Vets Labでより活かされていると感じます。解剖学にはもともと深い興味を持っており、獣医師たちの話を聞きながら、自分の知識を深めていく過程も楽しんでいます。 Virtual Vets Labのプロジェクトに関わってみてどのように感じられましたか? 自分の制作したものがクライアントに喜ばれ、その成果がプロジェクトに活かされているのを見ると、大きなやりがいを感じます。動物関連の分野に携わることができたことも、個人的には嬉しいことです。 これからVVLのプロジェクトとしてやってみたいことはなんでしょうか? 動物業界に変革をもたらすためにデザインが果たす役割はまだまだ大きいと考えています。プロダクトの制作にも興味があり、今後さらに注力していきたいと思っています。 齋藤安見子さんのこれまでの作品